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【試合総括】小金井ジュール vs フウガドールすみだバッファローズ

[投稿日] 2015.1.1


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小金井ジュール  4-5 フウガドールすみだバッファローズ

《得点者》
12分 外川(フウガドールすみだバッファローズ)
16分 外川(フウガドールすみだバッファローズ)
18分 柴(小金井ジュール)
21分 川嵜(小金井ジュール)
32分 川嵜(小金井ジュール)
36分 青山(フウガドールすみだバッファローズ)
37分 神尾(フウガドールすみだバッファローズ)
38分 柴(小金井ジュール)
39分 神尾(フウガドールすみだバッファローズ)

《シュート数》
小金井ジュール 川嵜4、大和地4、稲葉3、冨成2、花田2、柴2、山口1、戸木1

フウガドールすみだバッファローズ 神尾8、外川6、宗像5、青山4、上村4、清水2、栗本2、柳澤1

《ファール数》
小金井ジュール 前半5 後半2

フウガドールすみだバッファローズ 前半2 後半2

試合の様子はこちらで

http://www.futsalstyle.com/decision/2014-11-24/571/

 もう一人の須賀さん

この試合の大きなハイライトは後半37分に訪れる。ドリブルでジュール陣内を縦に突破した外川が左サイドに渾身のパス。それを絶妙のポジショニングに位置した神尾がダイレクトシュート。「“俺、かかわんなくていいかな?”と思ったけど、ボールが来ることを想定して、ゴールから45度の角度にポジショニングしてダイレで決めました」。とは本人談。フウガが勝ち越すと、一旦はジュール柴のゴールで同点に追いつかれたものの、流れはフウガドールが握っていた。そして39分にまたも神尾が魅せる。「自分にとっては想定外のパスが来たので、“どうしようかな?”と思ったけど、相手が足を出してきたので、打ったら入った。そんな感じですかね」。そう神尾の試合終盤での連続ゴールが決まり、フウガドールが大熱戦を制した。

実は神尾を初めて見たのは1年前の都3部開幕戦のMXPX戦。3部というカテゴリーには違和感がある高いレベルでプレーをしていたのをしっかり覚えている。神尾はフウガバッファローズが3部に昇格した際に、トップからプレーイングMGRという形でフウガバッファローズに加わった。もちろんバリバリの関東リーガーから都3部で戦うことは正直、戸惑いはあったと思う。ただ選手としてはいつでもトップで戦う準備をしつつ、サテライトに当たるこのチームにいかに“須賀イズム”を植え付け、トップにとって代わるようなチームにするのか? それは本人にとってみたらやりがいと新たな挑戦、そして“もう一人の須賀監督”として受け入れたに違いない。もちろん一緒に戦う仲間を見て、高いレベルで戦えるチームであることは確信していたのだろう。その証左として東京都大会の決勝にたどり着いた。

神尾の話の中にも“須賀さん”という言葉がたくさん出てきた。“須賀さんともよく話していること”というフレーズはただトップダウンというわけではなく、常に須賀監督と意見交換やフットサルについて真剣に語り合い、導き出した答えを選手に教えているということがヒシヒシと伝わってきた。そんな神尾はこの試合でイエローを受け、決勝戦のコートに立つことはできない。ベンチにも入れない。でもやるべきことはやってきた。後はみんなに任せた。それはこの日、Fリーグの試合で決勝戦に来れない須賀監督も同じ気持ちだろう。ただ須賀監督や神尾が植え付けたフウガドールのフットサルは間違いなく決勝戦を戦う選手の中に生きている。相手は同じFリーグの下部組織に当たる町田アスピランチ。選手権やトーナメントなど一発勝負に強いフウガドール。ここでもそのDNAを見せれるのか? 戦う選手たちに真価が問われる。

 

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試合後、この試合で2度の逆転ゴールを挙げて、フウガドールを勝利に導いた神尾にお話を聞いた。

舘野 お疲れ様です。第1試合の勝利、おめでとうございます。

神尾 ありがとうございます。

舘野 試合を振り返る前におひとつお聞きしたいのですが、ジュールと言えばディフェンスが堅いというイメージがあったのですが、そこでの対策はありましたか?

神尾 そうですね。ジュールだけでの対策はないのですが、都2部のチームと戦う時に、十条とか引いた相手とやるときが多いので、そのハーフマンツーのチームをいかに崩すかに関しては、今回の試合のように対策はしていました。

舘野 ありがとうございます。では試合を振り返ります。試合は拮抗した中でも、外川選手のゴールで先制しました。その後、ジュールの反撃に遭い、結果2対1で前半を折り返しましたが、後半に向けてはどのようなことを考えていましたか?

神尾 えーと前半の出来としてはまだ7割~8割くらいかなと、とらえていました。結局は同じような拮抗した展開が続くだろうな思ったので、自分たちがやっていたことをより10割に近づけることを意識して、後半に臨みました。

舘野 後半も神尾選手がおっしゃった通り、拮抗した展開。そんな中、ジュールに追いつかれて、フウガドールにとってみたらイヤな流れになりましたね。

神尾 うーん、極論かも知れないですけど、シュートが入る入らない、チャンスを活かす活かせないは、拮抗した展開ならば、どちらにも流れが来るもんじゃないのかと思うんですよ。須賀さんとも良く言ってることは一つの結果や状況で一喜一憂するのではなく、トータルで見ることが大切なのかと。だからジュールペースで自分たちのシュートが入らなくても、ここを耐え抜けば自分たちに流れが来ることは感じていましたね。

舘野 そんな中、神尾選手の同点ゴール。39分には勝利を決める逆転ゴールが生まれました。

神尾 そうですね。同点ゴールに関しては海斗(外川)がドリブルで抜けそうだったので、“俺、かかわんなくていいかな?”と思ったけど、ボールが来ることを想定して、ゴールから45度の角度にポジショニングしてダイレで決めました。勝ち越しゴールに関しては、自分にとっては想定外のパスが来たので、“どうしようかな?”と思ったけど、相手が足を出してきたので、打ったら入った。そんな感じですかね。

舘野 あの瞬間にそこまで考えてらっしゃったんですね。

神尾 そうですね。それと変に力むより、リラックスしながら打ったことが、決勝ゴールにつながったのかなと思っています。

舘野 ありがとうございます。試合の総括として結果的に勝利をモノにしたわけですが、ジュールのディフェンスは厳しかったですか?

神尾 うーん、システマチックというよりは、個で守ってくる印象でした。やはりジュールもこの試合に掛けてくるものがあったので、そういう部分で厳しかったです。

舘野 ありがとうございます。では最後に決勝戦に向けての抱負をお願いいたします。

神尾 はい。さっき(インタビュー前の)雑談の際にも言いましたが、この試合でイエローを受けているので、僕自体は決勝戦でプレーすることはできません。ただ町田とは練習試合でも何度も戦ってきたチーム。お互いのプライドを掛けた熱い試合をして、それで勝てたら嬉しいですね。ちなみに今日、トップも町田総合体育館で町田と戦うので、そちらに気持ちが届けばいいなと思っています。

舘野 えっ、トップも今日、町田対フウガドールなんですか!? まるで決勝がフウガドール対町田になるようになっていたみたいな流れですね。

神尾 うーん、そんな感じですかね(笑)。

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(ありがとうございました)

 

文:舘野 秀行
写真:菊地  尚哉




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