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《特別企画》 「甲斐修侍引退試合リポート」

[投稿日] 2017.5.13



GAKU-MCが歌う「勝て! ペスカドーラ町田」に乗って甲斐修侍がピッチに登場。ついに“皇帝”ファルカンと夢の競演

5月7日、Fリーグ創成期以前からフットサル界をけん引し、Fリーグ開幕後も“魔法の左足”から繰り出すシュートや試合の局面を一気に変えるパスなどのブラジル仕込みのテクニックを披露し、その比類なき存在感から“カリスマ”と呼ばれたペスカドーラ町田・甲斐修侍選手の引退試合が町田市民総合体育館で行われた。
まさにカリスマの最後の花道を盛大に祝うべく、多くの名選手が引退マッチに集結。体育館に駆け付けた観客の前で繰り広げられた“夢の競演”の数々はその時代を知る人も知らない人もいおう無しに楽しめ、場内は大いに盛り上がりを見せた。

今回「JOGO DESPEDIDA」と銘打たれた甲斐の引退試合には伝説のチームと言われた「AZUL(アズー)」、「エスポルチ藤沢」、「CASCAVEL(カスカヴェウ)」そして「ペスカドーラ町田」と甲斐修侍のフットサル人生を歩んだチームの盟友やライバルがそれぞれ「PESCADOLA MACHIDA LEGENDS」(以下町田レジェンズ)、「CASCAVEL  LEGENDS」(以下カスカヴェウレジェンズ)、「KAI SHUJI FREIENDS」(以下甲斐フレンズ)の3チームに分かれ、15分ハーフ(ランニングタイム)での総当たり戦。

町田レジェンズには藤井健太、大地悟らペスカドーラ町田に所属していた名選手らが出場。カスカヴェウレジェンズにはスーパーリーグ時代から苦楽を共にしてきた相根澄や市原誉昭らが参加。そして甲斐フレンズには甲斐の中学時代からのチームメイトである広山晴士を初め、眞境名オスカー、難波田治、そして町田の岡山孝介監督や岩本昌樹などFリーグ開幕時はライバルとしてしのぎを削った盟友も出場。その他、「勝て! ペスカドーラ町田」を歌うGAKU-MC、加藤美央など著名人に加え、ブラジルの“皇帝”ファルカンも参加するというドリームメンバーとなった。そしてその中に金山友紀や日根野谷健など町田の現役選手も参戦。ただの惜別試合ではなく“最後まで本気で甲斐修侍と向かい合いたい”そんな現役選手の思いが、エキシビションマッチに楽しさだけではなく、激しさという花を添えた。

試合結果は以下の通り

第1試合 PESCADOLA MACHIDA LEGENDS 3-2 CASCAVEL  LEGENDS

第2試合 KAI SHUJI FREIENDS 8-4 CASCAVEL  LEGENDS

第3試合 KAI SHUJI FREIENDS 5-3 PESCADOLA MACHIDA LEGENDS

この日の主役である甲斐修侍は第1試合は町田レジェンズで出場。そして第2試合ではカスカヴェウレジェンズ、第3試合では甲斐フレンズとそれぞれのチームのユニフォームに着替えて全試合に参加。第1試合では自身の息子との親子共演が実現。ゴールこそ決められなかったものの、甲斐の絶妙のパスから息子のシュートや息子から親父へのパスというサッカーを通してのキャッチボールが随所に見られた。そして甲斐自身もジャッピーニャの先制点をアシスト。決まったと同時に上記の写真の通り、お祭り騒ぎ。エキシビションマッチならではの牧歌的な温かい雰囲気にピッチ内だけでなく会場も大いに盛り上がった。


ファルカンと森岡薫という日伯を代表するエースの夢の競演が実現

そして第2試合ではこの日のもう一人の主役であり、ブラジルを2回世界一に導き、2004年と2008年のW杯ではMVPを獲得したファルカンが甲斐フレンズとして登場。この試合でも代名詞であるファルカンフェイントだけでなく、オーバーヘッドやヒールリフトなどスペクタクルなプレーを披露。しかもこの試合は一度も交代すること無く、全時間出場するというパフォーマンスだけでなく、ハーフタイムではファンにサインをするなどサービス精神も豊富。まさに実力だけでなく、人気の面でも“皇帝”はピッチ内外で圧倒的な存在感を見せつけた。

そして待望の甲斐のゴールが生まれたのもこの試合。3対8で迎えた後半終盤にパス交換の間にファーの位置に駆け上がると、左サイドの稲田からのパスをダイレクトで左足で合わせシュート。それまで甲斐のシュートを何本も弾いていたFリーグ現役最高のゴレイロ・イゴールも獲れないゴールは決まった瞬間に歓喜の輪が広がり、敵味方関係なく全員が甲斐のもとに駆け寄り胴上げ。会場の盛り上がりも最高峰に達した。
※ちなみにそのゴールシーンはこちら https://t.co/FHRvYoIMQb?ssr=true

そして第3試合では甲斐フレンズ対町田レジェンズが対戦。先の2試合以上によりエンターテイメントの強い試合になったが、最初で最後の甲斐修侍とファルカンが同じチームメイトでの競演や後半数分間は広山、オスカー、黒岩らとのアズーセットなど、ファン垂涎のシーンが実現。甲斐自身も終始和やかで試合が進み、そのまま大団円で終わるかと思いきや、最後のサプライズ。甲斐が得点を取るまで試合時間が戻されたり、なぜかレフェリーとして出てきた甲斐フレンズの阿久津貴志がペナルティーエリアでの接触でPKを取ると、キッカーには甲斐修侍が登場。1本目こそクロスバーの上に外したものの、謎の2本目を左隅にきっちり決めてゴール。その瞬間に試合が終了し、再び甲斐のもとに全選手が集まり胴上げ。歓喜の輪と同時に甲斐修侍のピッチでの役目が終わった。
※甲斐修侍、最後のゴールとなる惜別のPKシーンはこちら https://t.co/pQEjuSKERh?ssr=true

全試合終了後、この日出場した全選手が作る花道を通って、甲斐修侍がピッチに登場。長年、甲斐修侍を支えてきた仲間やこの日の引退試合にわざわざブラジルから駆け付け、世界最高峰のテクニックで観客を沸かし、花を添えたファルカンが甲斐に花束を贈呈。そして甲斐も全員の前で支えてきた仲間への感謝やこれまでの歩み、そしてこれからの夢を語り、仲間を引き連れてピッチ上をラストラン。長きにわたる選手生活にこの日で別れを告げ、第2のフットサル人生へと歩みだした。

この日で甲斐修侍は現役フットサル選手は終わりを告げた。だが彼の新たなフットサル人生はまだ始まったばかりだ。これからもコーチとしての選手の育成、チームの代表としての強いチーム作り、そして“フットサル界の顔”としてのフットサルのメジャー化などやる事は山積みだ。しかし何も無い所からブラジルに渡り、日本人フットサル選手として初めてプロチームと選手契約を果たし、その経験がスーパーリーグでの成功、そしてFリーグ誕生に至る。まさにフットサル界のカリスマはフットサルを日本にスポーツとして根付かせた先駆者ともいえる。彼が引退の時に語った“ペスカドーラ町田のプロ化”。Fリーグの全体の現状を考えるとまだまだ課題は多い。

しかし甲斐がいう“フットサルがうまくなりたくて、チームを強くしたくて、そしてフットサルが本当に楽しい競技だという事をたくさんの人にわかってもらえるように全力を尽くす”を一人ひとりが力を合わせればできないことではないのではないか。事実、この日の町田市民総合体育館は超満員。まさにみんなが夢見ていた光景がここにあった。それを今度は誰が実現するのか。みんなが熱狂し、観ている方もやっている方も楽しめるフットサルがホームゲームのたびに行われてこそ、本当の夢にたどり着く。それを甲斐修侍がこの日、ケガでボロボロの体に鞭を打ち、全力で体を張って、みんなにさし示したのだから。


甲斐修侍選手、本当に現役生活、ご苦労様でした。これからの第2のフットサル人生の夢を心より応援しています。

文・写真:舘野 秀行




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