東京都フットサル情報サイト Futsal Style(フットサルスタイル)

  • 運営団体
  • お問い合せ
  • facebook
  • twitter
フットサルスタイル

東京都フットサル情報

【東京都1部第6節インタビュー】NEO11番 小坂 雅和

[投稿日] 2018.12.19


バースディゴール
バースディゴールは劇的な場面で起こることが多い。バースディゴールで思い出されるのが、2010年のサッカーW杯南アフリカ大会での日本代表の初戦。この日に誕生日を終えたばかりの本田圭佑が直接FK弾を決めて、下馬評では日本よりも評価の高かったカメルーン代表を撃破。中村俊輔からエースを奪うと同時に日本代表を決勝トーナメント進出まで導いた。そしてその本田はその次のW杯ブラジル大会でも初戦のコートジボワール戦でもゴールを決めて、事実上の2大会連続でのバースディゴールとなった。(実質は誕生日の1日遅れ)そしてもう一つバースディゴールで思い出されるのが、ハリルホジッチ監督時代のロシアW杯アジア最終予選のイラク戦。1勝1敗で迎え、負けと引き分けは崖っぷちに立たされる中で、MF山口蛍がロスタイムにこぼれ球をボレーシュートを決めた劇的な決勝弾。日本代表の窮地を救っただけでなく、ロシアW杯出場への大きな勝利となった。こちらは正真正銘の山口のバースデーゴールである。

この試合の小坂も前出の代表戦とは違うが、劇的な勝利に導く大きなゴールを叩き出す。3点リードを不動前に追いつかれた30分に井上のパスを受けた小坂がカットイン気味の豪快なミドルシュート。結果的にチームを5連勝に導く大きな決勝点となった。
チームはその後、引き分けや惜敗が相次ぎ、最終節を待たずして、東京都1部優勝どころか今季の関東昇格のチャレンジもお預けになった。
しかし関東をあきらめるどころか、あと一歩にまで迫った関東への夢に向けて来季の準備に余念はないという。そして最終節では今季の関東挑戦チームになったフウガバッファローズに手厳しい祝福をすることは間違いない。来季の関東挑戦への足掛かりにしたいから。

来季、もし今年のようなお盆前に東京都1部の日程が組まれるならば2019年8月10日が土曜日になり、11日が日曜日。ゴールを決めれば大きな前祝となりそうだ。今季は関東昇格を逃したが、間違いなく2年連続で優勝争いの真っ只中に加わり、チームを進化させてきたネオ。小坂が5年前に埼玉から東京に殴り込みを掛ける際に関東で花を咲かせる夢を筆者に語った日は、実は冒頭のバースディゴールの本田圭佑の誕生日でもある。唯我独尊で有言実行してきた本田圭佑のように大願成就まではこれからも走り続ける。

舘野 まずは大激戦、本当にお疲れ様です。

小坂 ありがとうございます。

舘野 そして今日の劇的な勝利おめでとうございます!! (小坂 はい)まずそこに一言頂いてよろしいでしょうか?

小坂 そうですね。前半3対0で折り返して、けっこう良いリズムでできていたんですけど、3対3の同点になって苦しい展開にしてしまった。勝つには勝ちましたが、そこが反省点というのが今は強いですね。

舘野 あと今日はちょうどバースデーゴールという事でそこにも一言おねがいします。

小坂 あはは(笑)あまり意識はしていなかったんですけど、あの苦しい時間帯で1点取って突き放そうと思っていたので、良いタイミングでゴールが決めれて良かったです。

舘野 ありがとうございます。しかしみんな年齢は重ねますけど、こういう激しい試合が続いたら、身体がガタが来る以上に心も気持ちも若くなりますよね。

小坂 そうですね。若いメンバーも増えてきてゲーム内容もこういう激しいのだと、いい刺激を受けまくってて若くなっちゃいますね。

舘野 そうですね。こういう好奇心を掻き立てる試合が増えると年を取るのを忘れますね(笑)。ちなみにこの勝ち方は今季のベストゲームに入りそうですか?

小坂 うーんベストゲームと言われると…今まで満足する試合は一度もないかな。(舘野 うーんなるほど)でもベストゴールではないけど、良い時間で取れたことは満足しています。

舘野 かしこまりました。ではお話を進めますが、4連勝で迎えた試合なんですけども、そんな中で今回の不動前との一戦。どのような対策等があったのでしょうか?

小坂 はい。前節の試合を観て、相手は個人スキルが優れているのと、ポテンシャルが高い選手が多い印象ですね。あと16番の選手(舘野 三浦さん)を中心にしっかり戦術面も叩きこまれているので、そこに対しては個々の部分で負けないようには言いました。あとディフェンスラインは調整しながらバランスをとってやろうと。結果的にそれがハマったと思っています。

舘野 ありがとうございます。では簡単に試合を振り返ります。前半は幸先良く畠中さんが決めて、そして田口くん、元林さんが決めて3対0。理想通りの展開で前半を終了しました。このまま攻撃的に圧勝を狙おうと、それとも守りに入ろうか、どのように後半を迎えたのでしょうか?

小坂 はい、ミーティングでも話していたんですけども、昨季での対戦でも追いつかれる部分があったので、3対0でもまったく安心感は無かったですね。だから後半にリードしていても、ディフェンシブにはならず、僕たちのストロングポイントを活かして、得点を奪いに行こうという指示は出しました。

舘野 わかりました。後半なんですが、不動前は後半から出てきた11番の堀内さんを中心に2点を返して、(小坂 昔から知ってるんですけど、上手いですね)その後すぐに田谷さんがゴール。あっという間に3分で3点を返されてしまいました。いやーな雰囲気でしたね。

小坂 うーん難しかったですね。相手の流れというか空気感が。

舘野 その後にタイムアウトを取るのは仕方が無いですよね。(小坂 はい)流れを切りたいですから。そんないやーな流れを変えてくれたのが、井上さんのパスを豪快に決めてくれた小坂さん。まさに千両役者的なゴールでしたね。

小坂 ありがとうございます(笑)。まあ前半もイノさんだったり、一生やはたが決めれなかったけど、いいチャンスを作ってくれて、ここで決めたいなぁと思っていた時に狙った形でパスが来て、決めきることができて本当に良かったです。

舘野 本当にナイスゴールでした。その後、今度は小坂さんがアシストで高山さんが決めてゴールと。

小坂 これは嬉しかったですね。すごく名前を呼ばれていたし、前々節くらいも同じシチュエーションで出されなくて怒られたので。(舘野 高山さんは試合中も感情が出ますよね)ただ決めて喜んで、倒れている僕の所に来てくれなかったのは寂しいです(笑)。

舘野 あははは(笑)。使います(笑)。その後、不動前の逆襲に遭いますが、ゴレイロの平野さんを中心に完全に守り切りましたね。

小坂 危ない場面を前に出てシャットアウトしてくれたので、どっちつかずの流れを良い雰囲気に変えてくれたと思っています。

舘野 そして最後は田口さんが決めて、役者が全員揃って6対3で勝利ということでそこに一言お願いします。

小坂 まあ勝ちはしたのですけど、6対3の試合ではなく3対0で終わる試合だったかなはあるんで、やはりこの試合は自分たちで苦しくしちゃったかなはあります。だから先程、ベストゲームではなかったと言ったのは、苦しい時間帯やしっかりリードできる時間帯に失点しちゃったりだとか、相手に流れを渡してしまった部分はあったので、締める所は締めないと勝ってもただ反省だけで会心の勝利とはいかないですね。

舘野 かしこまりました。これで開幕から5連勝でこれからもバッファローズと情熱とのマッチレースは続きますが、試合前に両チームとも勝っているというのはネオさんとしても意識した部分はあったのでしょうか?

小坂 はい、少なからずプレッシャーにはなりますよね。ただこういうふうにプレッシャーを受けながらやるというのはすごく大きな成長に繋がりますし、それは去年も途中まで首位争いをした経験が今季の戦いにつながってると思ってます。まあ相手の2チームも当然プレッシャーは掛かっているので、そんな中でも一つでも直接対決の前に落としたチームが脱落すると思っているので、勝たなくてはならないプレッシャーの中で一つでも多く勝って行きたいと思っています。

舘野 ありがとうございます。あと一つお聞きしたいのが、いろんな若手や使われている中でも試合を決める決めないの時は常に田口くん頼みになっていませんか? もちろん長谷井くんや綿貫選手などの若手が出てきて、活躍はしていますが、ここぞという時は常に田口くんに任せてします。それは小坂さんから見て、どのように感じているのでしょうか?

小坂 そうですね。去年と違う所の一つに1st、2ndセット関係なく基点を作って攻撃を仕掛けるというのがあります。その攻撃を展開する中で、前で頑張れる選手はいる分、下で動ける選手や受けれる選手は増えてくるんですけども、裕太にはドリブルがある分、預けちゃったり、フィニッシュの部分も含めて頼みと言われても仕方がない部分はあると思います。

舘野 なるほど。もちろん練習からその部分に関してはいろいろ試したり、ハッパを掛けてる部分はあると思いますけど、何よりこれだけベテランが体を張って出続けてるという事は若手の皆さんも危機感を感じろよ!! ということもありますね。

小坂 それは本当にありますね(笑)。やっぱスポーツなんで年齢は関係ないし、メンバー選出する時も前からいたとか、経験があるんでは関係ないですから。それ以上に目の前で良いパフォーマンスをした選手をドンドンドンドン使っていきたいし、それがチームの成長にもつながりますから。そこが一番大事だと思っています。

舘野 わかりました。では試合の話に戻りますが、開幕から5連勝を飾りましたが、次は昨季の優勝チームの簿少年と戦います。そこに一言頂けますでしょうか?

小坂 次の相手がというより、一試合一試合勝ち点3を取れるように一丸となってやらなきゃいけないし、毎回トーナメントのような戦いと考えてますので、チームにも得失点差は関係なく、勝ち点3を取りに行こうとは言ってます。だから今はどこと戦おうが優勝するためには勝ち点を取りに行く。そんな思いですね。

舘野 かしこまりました。では最後になりますが、チームの目標と小坂さんの目標で締めたいと思います。

小坂 まずチームの目標ですが、去年は東京都1部初挑戦で3位に入ったものの、すごく悔しい思いをしました。今年は優勝して夢である関東にチャレンジできるようにやって行きたいですね。

舘野 ありがとうございます。では小坂さんの目標はどうでしょうか?

小坂 自分の目標というよりはこれからチームが優勝のために勝ち進んでいくためには、もっとチームを引っ張って行かなくてはならないし、そういう人たちがもっと出てきて欲しいです。主役がいつまでも僕たちじゃだめだし、もっともっと若手が出てきて、自分は縁の下の力持ちじゃないけど、後ろから支えたい。そんな感じですね。

舘野 でも今日は誕生日ですから。主役でいいと思いますよ。

(ありがとうございました)

文:舘野 秀行

写真:菊地 尚哉




« 一覧に戻る